弱者の就活論

ニートの長い空白期間はネタで埋めてプラスイメージに見せる

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履歴書に空白期間っていうのは。。。

1年でも空白期間がつけば、企業にとって悪いイメージだというのは聞いたことありますね。

職歴として認めてくれるのは、一般的に「3年以上勤めていたこと」。

 

しかも「アルバイトは職歴にならない!」とか言われることもあります。

でもでも、正社員として雇ってくれる中小・零細企業ならまだまだあるので。

 

問題は、ニートの多くは、1年も経つ前にフルタイムの仕事で挫折している人が多いということ。

1年だけじゃなく、5年も10年もニートの人にとっては「履歴書の空白期間ってどうればいいの?」ってなるわけですが。

 

のらりくらりと適当に面接をやり過ごしてきた僕が、ニートの空白期間の対処法を書いてみる。

クリーンからグレーなやり方があるので、

「正直じゃないと不安、嫌だ」だという人は全部参考にしなくても大丈夫です。

 

ニートの空白期間は、何か最近のネタで埋める

ある程度「落ちても仕方ない」の気構えで、色んな求人に応募してみようと。

10年間就職もアルバイトも何もしてなかったからといって、

正直に何も書かないというのは、大目に見てくれることも少なく、落ちる確率が高い。

正直に無職だと言うと、相手の態度が変わる時があるのがわかる。。。

 

そこで、無職の空白期間を埋めるためにネタを使います。

要は数打ち作戦でいき、5%でも10%の確率を上げて採用されやすくするために。

できれば、直近1年前~2年からの履歴を「最近まで仕事していた」ように職歴に記入すると。

 

親の家業をやっていたことを書く

僕がよく使っていたネタ(笑)

親が事業主だったから、職歴欄に「事業所名(家業) 勤務」という感じで書いてました。

「どういう仕事してるの?」と面接で聞かれたら、親の手伝いをして覚えた仕事内容を伝えるだけです。

 

「あぁ親の手伝いやってたのね。」

って思われるでしょうが、印象が悪いかどうかは採用担当者次第かなと。

 

でも「全然何もやってなかった」と書くよりはマシです。

外の社会で働いた経験があるか」、が重視されれば落ちる可能性はありますが。。。

それでも、色んな求人に当たっていけば、ブラックじゃない求人が当たることもあるので、確率論としてもいける。

 

就業体験を職歴として書く

例えば、地域若者サポートステーションから就業体験したこととか。

体験先の企業名はもちろん書きます。

 

職務経歴書にも、数日間でも数週間でもいいから、体験した作業内容を書くといいです。

「そこでは、どんな仕事をやっていましたか?」

と聞かれても、少なくとも体験から一つや二つは答えれるはずだから、話が弾むはず。

できる人は、「就業体験であったこと」は伏せて書きます。

 

体験していた期間は、自分が妥協できる感覚の範囲で、例えば、「6ヶ月とか1年」とか書いてみる。

面接で雇用形態について突っ込まれても、せめて「アルバイトでした」と言う。

あまり自分の能力以上に、凄くできそうに思わせるような実績を書かないこと。入社してからボロクソ言われて終わりなので。

 

就業体験を伏せるというのも、グレーな面接対策なんですが。

ウソをつくのが嫌なら正直に答えてもいいです。

 

職業訓練を受講していたと書く

10年も20年もニートしていようが、

求職者支援訓練と言われる職業訓練を履歴書に書けます。

だいたい3ヶ月から6ヶ月ぐらい受講できます。

 

職業訓練を全く評価しない企業もありますが、

訓練内容をよく理解してくれている企業なら採用率が高くなります。

履歴書には、受講期間を学歴欄に記入。

 

できれば受講が終了したら、

また、空白期間が長くならない内に、すぐ就職活動を。

企業によっては、試用期間として仮採用してくれる場合も。

 

※もし、受講終了後から6ヶ月や1年も空いてしまうようなら、

受講期間を履歴書の記入日に近い日にしてみる。

滅多にないですが、面接で「職業訓練の修了証明書持ってこい」って言われたら修了した日付がバレますけど。

「修了書を無くした」と言っても、「再発行してこい」って言われることも。

 

もちろん修了日の改ざんは、ハローワーク職員に「それは良い方法じゃない」と言われて当然なんですが。

 

週1回~3回のパート・アルバイトから実績を作ってから

社会人経験がない長期ニートの人が、

いきなりフルタイムの仕事を応募するのは気が重いし、中々行動移すのに腰重いかと。

でもコンビニ、飲食店、倉庫内作業、清掃系とかなら、週何回希望や時間帯の都合をつけやすいし、体力的に挫折しにくい。

アルバイトならスーツなしで応募しても受かりやすいし、

コンビニや飲食店での夜勤のほうが人が少なくてオススメです。

 

半年でも一年続けてみれば、自信もそれなり付くし

仕事ってこんな感じなんだなぁ」って感覚的にわかってきます。

「できるようになってきたな」って自信ついてきた頃に、

余裕があれば正社員の仕事探しを開始してみるといいです。

 

あとは、一年未満の雇用期間でも、

雇用されていた期間を長く改ざん、かつ、面接日に近い日付に退職日を書くかどうかは、自己の判断。

 

※関連記事
「ニートでもバイト面接は心配いらない。注意点を中心に解説」

 

すぐ辞めた仕事を職歴にできるのか?

個人的には、1週間とかですぐ辞めた仕事は、

印象の問題で、できれば期間を正直に書かないほうがいいです。

でも、3か月や半年でも在職してたなら、

仕事内容も完璧でなくてもそれなりにわかってるだろうし、何となくでも覚えてることが多いので、

面接で前職のことを聞かれても、ネタに困ることはまずない。

 

でも本当に、1週間や1ヶ月で辞めた仕事を「1年や2年在職していたことにする」してもいいのか。

雇用期間を改ざんするわけだから、言ってしまえば経歴詐欺? 犯罪?

いえ、経歴虚偽と言ったほうがいいですね。

だまして金品を奪ったり損害与えるわけじゃない。

牢屋にブチこまれるわけじゃない。

 

やれることはやれます。バレたら何言われたらが怖いだけがほとんど。

「絶対にしてはいけない」なんて言われてても、やる人はやってますから。

バレる人はバレるし、バレない人はバレないだけ。

 

だけど、よっぽど神経質で何か言われることにオドオドしてるなら。

僕は無理に勧めないです。

あくまで個人的な意見。バレたとこで捕まるわけでもない。

賠償金を請求される事例なんてまずないと思ってもいいです。

 

人って、生き残るために必死な状況に追い込まれると、

キレイ事なんか考える余裕ないし、手段を問わなくなるものだから。

履歴書のことに限らず、この日本社会で堂々と隠し事してない人間って、一体どれくらいいるのかって。

 

なので、ある程度人間としてのモラルを抑えとけばいいです。

「別に自分の大したことない履歴がバレたとこで企業には被害出ないし、仕事できてるなら損害ないだろう」

という感覚で、自分ができそうと感じる求人を応募するといいです。

 

「未経験OK、年齢不問、資格不問」の求人なら、猫の手も借りたいくらいの企業も多いので、低リスクでバレることないです。

ただ、応募ハードルの低い求人には、ブラック企業がそれなり多く混じってるのは否めないです。

でもやっぱり、「過去にやっていた仕事が数ヶ月」を2年に変えて、在職期間をより長くした分だけ採用されやすい。

 

でも、先ほども注意として、1週間で辞めた仕事を1年とかにしてもいいとも言いましたが。

例えば、飲食店に応募して、料理全くやったことないのに、

思いっきり「毎日やるくらい超得意です」とか言うのは、さすがに黒というか自分で首を絞めるだけ。

 

採用後に仕事をやり始めてすぐ、

「お前本当に料理したことあるのかよ?」って咎められるので。

当然だけど、過度に自信や知識がないことを職務経歴に書かないように。

 

それともし、辞めた仕事が多いなら、いくつか省いて2社くらい在職していたことにする。

とくに50代以上の世代の採用担当者の場合だと、あまりにも職歴が多いと印象が悪い。

多くても3社に留める。正社員求人なら尚更。

 

※関連記事
ニートの人が職歴がバレるパターンを知っておくといい豆知識

 

採用側が見ていることが多いポイント

実は、だいたいの中小の会社にとっては、

「いかに利益をもたらしてくれるかどうか」じゃないです。(新卒採用だと向上性の見込みも見られますが)

・毎日休まずに仕事をしてくれるか
・トラブルを起こすような人間じゃないか
・最低限の意志の疎通ができそうか
・長く働いてくれそうか

 

といった、損失回避を懸念して採用を決めていることが多いです。

最近まで無職だった空白期間が長かったり、

職歴が多いと「すぐ辞めそうかな」って思われる可能性が。

 

面接日までの直近の空白期間を、最低でも1年や2年の期間、

何かしらのネタで埋めた方がいいと言ったのは、こういういった理由。

過去に2年や3年の空白期間があっても、徐々に社会復帰して最近まで「1年はアルバイトしていました」みたいに、プラスに感じるように伝わるといいです。

 

あとは面接では、「キツイ仕事だけど大丈夫?」と聞かれても、

その場では「大丈夫です」ととりあえず答えておきます。

実際に働いてホント無理だったら辞めるだけ。

もしくは、後からネットで仕事内容を調べて、無理そうとわかったら、採用取り消しの電話をかければいいだけです。

 

面接では、意思の疎通ができることと、聞かれたことは相手にわかるように返答する。

上がり症やコミュ障ではない限りは、声はボソボソにならないように喋るようにしとけばまず大丈夫。

会話が苦手な人や、人見知りの人は、お客さんや外部の会社と接しない裏方的な仕事のほうに応募するといいですね。

 

でも、先ほども言ったように、ハロワや求人雑誌からだとブラック求人に当たる可能性もあることも忘れずに。

もし、就職しないといけない状況下でもブラック求人に当たりたくないなら、就職支援サービスを利用したほうが安心できるでしょう。

 

仕事を最初から難しく考えなくても大丈夫だということ

それと、仕事というのは、一つ一つ順番に覚えていけば、

後から「そんな難しいことじゃないな」ってわかるようになります。

ほとんど会社では、毎日やる仕事もパターン化されて大体決まってます。

短期で一気に覚えようとするから、頭がゴチャゴチャしてついていけないんです。

 

車の免許と取得する前は「覚えることいっぱいでなんか難しそう

って感じてたけど、取得した後って「運転って案外簡単だな」って感じたことないですか?

それと似たようなもんです。(免許取ったことないならわからないかもしれない)

とにかく焦らず、一つずつ順番に覚えてくことが大切。

 

ただ、どんな求人でも就職した後は、職場にいる人間関係のほうが課題になってきますね。

 

では最後に、この記事で言いたかったこと。

長期間のニートの人が、自分で就職口を見つけようとするなら、

正直すぎても採用困難でダメだし、嘘つきすぎるとボロが出るということ。

白と黒の間、グレーゾーンで攻めていくのもアリでもいいんだよと。

 

もし、学生卒業から30代40代になっても、

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とりあえずこんなとこかな。

では、ここまで読んでくれてありがとう。