今の日本には、30代や40代になってもアルバイトですら、全然働いたことがない長期ニートの引きこもりや主婦がいる。
正規雇用に就けない40代のフリーターも増えてるくらいだから。
そして、まったく単発の仕事すらないって人も。
だから、社会的常識もビジネスマナーっていうのも完璧にわからないのは仕方なくて。
女性だろうと、周りに引け目を感じることはあるだろうと。
で、社会進出のために重い腰を上げようと思って、
色んな転職サイトや就活の本を読むわけだけど、どれも一般人向けのものばかり。。。
そりゃあ一度も働いたことがない人にとっては、荷が重すぎて成す術がない。
でも、どんなに絶望を感じていても、働ける場所はまだまだ残されているということ。
僕が僕なりに、一度も働いたことのない人が幸せになるために、
これからどうしたらいいか、突破口をここに書き残していく。
一度も働いたことがないならボランティアからやるのもあり
学校教育の過程で、行事やら掃除やら部活やらやってたなら、
「指示受けて言われた通りに動く」っていうのは想像できるんだけど。
でも、長年引きこもっていると対人関係の感覚って忘れているかもしれない。
まずは、ボランティアから再出発するのもいい。
何もかも空っぽな状態になったつもりで。
無給ではあるけど、やり始めるのに掛かる費用もほぼないし。
ボランティアには、ゴミ拾いや農業の手伝いの他に、
ネットで検索すればイベントスタッフの雑用手伝いとかもあるし。
とりあえず、お金を対価にプレッシャーを感じる必要がないだろうから。
給料制の単純作業の仕事とボランティア活動を比較しても、実は、そんな複雑な違いはない。
それよりも、ボランティア先の人達とのコミュニケーションに、少しだけ慣れておくだけでいい。
「挨拶をする」「返事をする」「わからなかったら聞く」
仕事上では基本中の基本だから、この3つを押さえておけばよし。
雇用主が要求することは、基本的に、
指示を聞いてもらって、間違いなく遂行してもらうことなので、それはボランティアでも同じことと言える。
あと、体験先で雇用主から世間話をすることもあるだろうから。
流し耳でもいいから参考程度に聞くのもよし。
「自分が今まで知らなかった社会的な事情や雑学」や「その地域ならではのお得な情報」が聞けることもあるので。
実際に人とリアルで会って、リアルで耳で聞いた情報っていうのは新鮮。だから脳に記憶しやすい。
もし、ボランティア先で、どうしても人間的に合わない人がいたら、他のボランティア先を探してもよし。
別に嫌だったらすぐ辞めれるから。撤退という選択肢も悪いことでもない。
そして、ボランティアと言えども、一日でも最後まで仕事を終えたら、
自分に対して「仕事をやりぬいたぞ!」って、「やりぬいた」っていう自信を持ってほしい。
他人から見て大したことないように見えても、
たった一歩の前進だろうと、それはあなたにとっての大きな実績だから。
いきなり就職活動をしては、何度も採用却下されて自信喪失してほしくない。
そうなると、せっかくのモチベーションが台無しになると思う。
ボランティアからでもいいから、
体験先の爺ちゃん婆ちゃんらしき人間に少しづつ触れ合って、対人と身体を慣らしていこう。
地域若者サポートステーションで基盤を作る
若者とあるけれど、39歳未満までの人なら、就活支援のために利用できる施設のこと。
地域若者サポートステーションは、全国各地にあり。
もちろん、履歴書の書き方から面接練習、心構えなど教えてもらえる。
社会に出ることに不安や恐怖を感じてるなら、ちょっと勇気を振り絞って、出向いてみるといいかな。
臨床心理士さんがカウンセリングしてくれたり、似た悩みを持つ仲間同士のグループワークというものもあるから。
毎日学校のように通って、生活習慣を整えるのにも最適なんでね。
また、サポートステーションを通して、就活セミナーといったイベントも参加させてもらう事もできたり、
サポートステーションでも無給だけど、自分が気になる職場の見学や就業体験をさせてもらえるから。
希望の体験先企業とのマッチングは、サポートステーションがやり取りしてくれる。
無給でもいいから、「自分が出来そうかなぁと思う仕事」や「気になってる仕事」をやってみたいと思うものがあったら、ぜひやってみよう。
求人探しは、提案されることもあるけど、
基本的には、自分でハロワから求人を見つけてくるパターンがほとんどかな。
リアルな職場を経験することで、
自分が想像していていたものと違うこともあります。「意外とキツイ」とか「意外と簡単」と感じることとか。
一度でも働いたことがない女性やニートは、サポステも手段の1つだと覚えてもらえればと。
求職者支援訓練で「基礎コース」を受講する
求職者支援訓練とは、無料で受けられる職業訓練のこと。
こちらは雇用保険を受給できない求職者を対象としてるので、働いてないニートでも応募できるから。
「さっさと就職して脱ニートしたい!」って考えているのなら、
少なくとも実務経験ない人は、求職者支援訓練を受けてから就職活動するのもよし。
受講コースには、社会人経験がない人向けの「基礎コース」と、特定分野の知識を付けたい人向けの「実践コース」の二つがある。
学生を卒業してから、全く社会人経験がない場合は「基礎コース」を受けることをオススメ。
自動車学校みたいに、学生生活が懐かしく感じる人もよくいる。
仕事をやるのに対応していくための訓練だから、社会人としてのマナーや最低限のスキルとか学べると。
(僕は職業訓練とか受けたことないけど)
実家暮らしの人は、職業訓練給付金をもらえないと思うけど、
一応、厚生労働省のページも参考に。
⇒職業訓練受講給付金(求職者支援制度)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/safety_net/44.html
「年齢、経験、資格が不問」の求人を軸に探す
ボランティアや就業体験を経験して、
「よし、アルバイト求人から応募してみようかな!」ってやる気になったときがチャンスだと思う。
気持ちに勢いがあるときにササッと応募してまうのがいいかな。
で、求人の応募についてなんだけど。
日本の社会ってなんか、年齢30歳越えてるってだけで、不利だという風潮があるのは確かなんだけど。。。
でも、拘りを減らせば「年齢、資格、経験不問」の正社員求人はまだまだある。
ハロワなり、じっくり求人票を眺めて見つけてみます。
昨今、少子高齢化の影響で、人手不足になってる業界もあるから。
条件は細かく拘れないにしても、
30歳越えでも40歳越えの長期ニートでも、年齢・経験不問の正社員雇用はあるから。
(さらに職歴を少し改ざんすれば、より受かりやすくなるけど)
一度も働いたことがない女性なら、パートから始めるのが無難だと思う。
長期ニートの男性なら、年齢や空白期間という欠点をカバーするには、
「志望動機」に情熱や興味でアピールするのもアリと言えばアリ。
※空白期間の対処法については以下の記事を参考↓
もし、どうしても技術的な職種がやりたいものがあるならやっぱり、
自分から面接で「これができる、あれができる」とかを職歴に書いてアピールすると。
対面の面接では、
「家では引きこもっていたけど、趣味でプログラミングいじっていた」
「料理が好きなので、こんな料理ができてあれもできます」
とか、そういったアピールで受かった人も中にはいる。
面接担当者に、「いかにも詳しい、得意そう」っていうのを相手に伝えることができれば、
「役に立つかもしれないから仮採用してみようかな」と、大目に見てくれる企業も、あるといえばある。
「何も得意なこともない」って場合の人も多いだろうから、
何はともあれ、応募するなら、できれば書類選考がない求人がいい。
ニートが勝負すべきところは、面接で人柄アピールすることだから。
「真面目に働いてくれそうか?」、「意思疎通はできているか?」、
そんな人間性を求められることのほうが多いから。
就職活動できないうちは、内職の仕事を見つける
内職は就職活動の繋ぎとして考えるのがいいかもしれない。
なぜなら雇用の仕事と比べると、もらえるお金が少ないから。
内職の仕事をゲットするには2通りあって、ハローワークから紹介してもらうか、ネットで案件を見つけれる。
ハローワークから紹介してもらう
直接ハローワークに行って、
「内職の仕事を紹介していただけませんか?」と職員に尋ねれば、募集先企業の連絡先を教えてくれます。
時期のタイミングによって、募集してる作業内容が違っていたりすることもあるから注意。
例えば、シール貼りやチラシ詰めや洋服の裁縫だったり。
最初は作業内容を覚えてもらうために、
数日間は直接会社に来てもらう必要があったり。
一人でできるようになったら家で作業できるわけだけど、やった分だけお金になる。
出来終わった商品は、納品しに直接会社に行くか、自宅に回収に来てもらうかのどちらか。
来てもらうのなら、自宅周辺に車が停車できるスペースが必要。(ある地方の場合)
あとは、ホントにたまだけど、パート専用の求人のチラシにも、内職の仕事が載っていることもあります。
クラウドソーシングの仕事をする
一度も働いたことがない女性でも、自宅で仕事できる1つが、クラウドソーシング。
よく、副業をやりたいという主婦が、小遣い稼ぎのために、副業サイトを利用することが多いかな。
クラウドソーシングの中でも誰でもできそう(向き不向きはある)なのは、「記事執筆」という案件。
だいたい1記事1500円くらいからの案件が平均的かな。
文字を打つことができれば大丈夫。
クラウドソーシングの中にいる依頼者の中には、記事の書き方について初心者にも丁寧に指導してくれる人もいる。
スマホでも文字打ちが慣れてるのなら、スマホでもできることはできる。
一日に次から次へと記事を書きたいとなったら、パソコンはあったほうがいいかな。
1記事を調べながら何時間で仕上げれるかが鍵になってくるから。
それか、スマホと連携できる、携帯用キーボードを購入するとか。
仮に就職しても働いていける自信がないなら
誰だって、「誰かに頼りきりで迷惑かけたくない」「働かなければいけない」と思うように、ニートの人だってそれぐらい自覚してるはず。
なかなか行動を移せないだけなのに、周りの他人は「働きたくないだけだろ?」の一点張りに言われる人も多い。
親のすねをかじっていてばかりでは、「恥ずかしい」「自立できてない」とかいうのは、嫌というほど聞いてきたはず。
すがりついてるものはいつかは無くなる。「このままじゃヤバイ」なんていうことは誰だってわかってる。
「働かざる者食うべからず」とか・・・ そんなことはもう聞き飽きるほど知ってるだろうから。
一度も働いたことがない人の多くは、
「対人関係」に不安があって、なかなか求人に応募すら勇気がなくて、何年も何時間を費やしてきたわけだけど。
でも、働いたことがない人達にもまだ希望はある。
なにも「就職」だけに拘らなくていい。
ニートが生きていく手段の一つとして「ネットで稼ぐ方法」でも生計を立てていくこともできるから。
難しく感じてアレルギーを起こしそうになりそうだけど、意外とそうでもなく、取り掛かりやすいものもあるし。
「仕事」は幸せになる手段の一つに過ぎない
生活のためにお金が必要なのは、そんなのもう嫌というほど聞かされて知ってると思う。
でも、仕事というのは本来は、自分が幸せになるための手段の一つに過ぎない。
「家にいながら稼いで生きていきたい」っていうのなら、ネットで稼ぐ手段が案外向いてる可能性があるかもしれない。
とりあえず、「そんな生き方もあるんだな」ってことだけでも、覚えておいてくれればいいかな。
みんな、幸せのために仕事を頑張ってるはずが「望まない生き方」をしているのが今の現状。何とも言えない。
でも、やりたくない仕事で「しょうがない」と諦める必要なんてない。
今の時代は少子高齢化の影響だけでなく、生き方の変化と働き方の形態も変化してきてるから。
それに、やりたい仕事で幸せっていうのは、
「毎日夜遅くまで働いても苦に感じない」ということもかもしれない。
本当にやりたい仕事があるのなら、就職の道でも自分が幸せになれるだろうさ。
でもそれが中々見つからない。
見つからないなら、「好きな時間に仕事して自分で責任を全うする」というフリーランスのほうが、逆に幸せになれるだろうし。
要は、「手段の向こうに、自分の望むものが得られるのか」っていうところが真理だと思う。
僕ももう一度、「どんなライフスタイル」を望んでいるのか考え直してみることにする。
ではこの辺で終了。
一度も働いたことがない理由で、仕事をすることに不安を感じてる人のために書いてきた。
ニートが社会進出するための手段とかも書いてきたつもり。
では、ここまで読んでくれてありがとう。