「バカでもできる仕事ないかなぁ」と思いながら、ここに辿り着いた人に… 一言を言わせてほしい。
まず、何もかも、自分のことを卑下する必要ないんだよと。
物覚えや能力は個人差があるけど、どんな人にも「得意な何か」はわずかでもあるから。
それに、どんな仕事でも世の中には必要とされるということも。
これだけは言っておきたかった。
あと、バカでもできる仕事を「誰にでも簡単にできる仕事」と捉えてる人もいるかもしれない。
それなら、それらしき職種一覧も列挙してみようかと。
※ただし、ここではアルバイトに偏った仕事が中心。
巷でバカでもできると言われている仕事一覧
バカでもできる仕事といっても、最初は覚えるまでがちょっと大変かな。
でも資格も年齢も不問なものが多いから、選り好みしなければ何でも見つけられるよ。
最初の頃さえ乗り越えれれば、考える余裕も出てくるからさ。
難しいように思えてたものが、実はそんな難しくなかったと思えたり。
新聞配達
バイトなら毎朝か毎夕方に、ひたすら決められたルートに沿って、民家に新聞を配っていけばいい仕事。
雨の日は濡らさないように気をつけることはもちろん、雪がよく降る地域は寒さとの勝負。
最初だけルート覚えるのにプレッシャーかもしれないけど、数週間もすれば勝手に覚えてくるはず。
バイトの場合はネックなのが、給料が安いことと、休みが月に一回か二回しかないこと。
1時間~2時間と短時間で終わる仕事だから、フルタイムと短時間、どっちがいいかは個人の感覚によるところ。
副業したい人向けでもあるし、給料を多くもらいたいなら正社員で応募するといいかと。
ちなみに、新聞配達でルートを覚えれるくらいなら、覚えた応用で郵便局の配達員だってできるよ。
ポスティングスタッフ
そう、いつもみんながゴミ箱ポイしてる、あんなチラシとかこんなチラシ。
自分の決められたエリア内などで、ピザのメニューの紙や求人のチラシとかを配っていく仕事。
渡された地図に配布してはいけない住宅も印をつけられてるから、それさえ注意して順番通りに配っていけばよし。
新聞配達同様、同じルートを何度も行き来していれば、考えなくても道順は覚えてくる。
メリットは、朝から夕方までに自分の好きな時間帯に動けること。副業でやってる人も多い。
デメリットは、やはり給料が低い。一枚あたり10円もいかないから、月に数万円ってところかな。
「お金は少しくらいでもいいから、運動もしたい」という人には良いかな。
それに、自分のペースでやりたいなら時給制よりもこの歩合制の仕事のほうがプレッシャーが少ない。
ゴルフ場の球拾い
ほとんどのゴルフ場は球広いだけでなく、清掃や受付業務を任せられるとこもある。
ただ稀に、営業時間終了後からひたすらゴルフ球の回収作業だけできるゴルフ場もあったりして。
長期で募集しているところもあれば、短期で募集しているところもあれば…
時給制もあれば、歩合制であることもよくある。
だいたい球を全部回収し終わったら、1000円とか2000円とか。
まぁ安い仕事だと言われれば、それまでなんだけど。
でも慣れてくれば、1時間か2時間で早く帰れるようになるし、給料もそのまま。
プラカード持ち
これは短期アルバイトに多いかな。
ほんとにプラカード(看板)を持ち構えて、ボーっと立ってるだけで暇。
それでも時給1000円以上であることが多い。
住宅展示場の前やとあるイベントで、看板かかげて立っている人を見たことあるんじゃないかと。
繁華街で見かけるし、東京などに住んでれば求人雑誌で見つけられるはず。
ただ、警備員のようにずーッと立っていると、足が棒になることも。
座りながらプラカードを持ち構えてるだけの仕事なら、ラッキーといったところ。
当然、色んな人の目に触れられるから人目を気にしなければいい。
一人で妄想にふけっていられる人なら適合できるんじゃないかと。
ヒマでヒマで時間が長いことに苦痛に感じるかで、向き不向きがわかる。
並び屋の仕事
「え?そんな仕事あんの?」って思ったかな?
並び屋とは、例えば新商品の発売の日、朝一から行列のラインに並びたくない人のために代行で商品を買ってきてあげる仕事。
依頼する人は、外に出たくない人や高齢で体力がない人や転売業者の人が多々。
何も考えなくてもいい、ホントにただ並んでるだけ。
「それって無能なバカでもできる仕事の一つじゃない?」って思っただろう。
でも、並んでるだけに途中で列から抜け出してトイレに行くのはNG。
それに暇で苦痛。何時間も立ちっぱなしで足は疲れるんだとか。
頻尿体質だったら、オムツ履いていく必要あるかも。
給料については、依頼者によって時給制のところもあれば、日給制のところも。
時給1000円だったり、日給で5000円だったりとバラつきがある。
あんまり表向きには公開されてないけれど、並び屋の仕事を見つけれるところはあるのかといえば、まぁあるにはあって。
例えば、クラウドソーシングという副業サイトで、たまに募集していることが。
この手の案件は、並び屋の他にも覆面調査という案件も同時に見受けられるよ。
治験のバイト
治験は多くの人が聞いたことがあるはず。
ラットにではなく、実際の人間で実験するというものだから、ちょっと怖いイメージを持つかもしれない。
たとえば、医薬品やサプリメントを発売する前に、人に投与しても問題ないか…
応募者たちが実験を受けるわけで。
一回限りか、入院して何泊もするパターンを選べる。
1日8千円~1万円からの通院型の案件もあれば、一日1万5千円からの入院型の案件もあって。
泊りがけなら、20万円以上も稼ぐことも過言ではない。
仕事としては特にやることはないし、ボーっとしてていい。(何も頭使わなくてもいいし、これを仕事と言えるのか…)
基本的に院内で、マンガ読むなりゲームするなりゴロゴロと自由に過ごせるのがいい。
激しい運動以外なら、軽く動いたり読書してもいいしゲームしていてもいい。
ニートやフリーターも長期の治験への参加はよくあるけど、借金抱えた人とか訳ありの人と会話できるのも面白い。
また、治験を受ける前に事前検診されることが基本。
血液の採取だったり健康チェックをして、問題なければ採用。
長期ならサンプル品を、数回に渡って投与されるといったところ。
投与を受けるのが仕事なので、簡単も難しいも何もない。
それで「負担軽減費」という名目でお金がもらえる。
内職ワーク
内職とは家でできる仕事の一つのことで、ひたすら同じ手作業をやっていく仕事。
ビギナー向けだけでなく、技術のいる作業まで様々。
単価は数円から数十円と安い。
なかなか大きく稼げないけど、「少しでも稼げるならいい」という人にはいいかもしれない。
ちなみに誰にでもできる作業でいうなら…
「商品のシール貼り」「ハガキを袋に詰めていく封入作業」「ポケットティッシュに広告を入れていく作業」とか。
納期さえ間に合えばいいし、それなりに希望の時間帯で作業できるのもメリット。
あとは、自分でいかにモチベーションを管理することができるか。
探すなら、最寄りのハローワークに行けば、内職を扱ってる会社の連絡先を教えてくれる。
ただ時期によって、募集している案件があったりなかったり。
どうしても家で自分に合いそうな作業がなければ、ネットで小遣い稼ぎも考えてみるといいかも。
クラウドソーシングでも、未経験でもできる仕事があるから。
キャバクラ嬢やチャットレディ
これは女性である場合だけど。
最近は、在宅でもできるオンラインキャバクラという仕事もあるぐらい。
「人と話すことに抵抗がない」
「そんなに自分の容姿に劣等感がない」
という女性なら、学力なくたっていいし、難しいこと考えようとしなくても案外務まる。
僕は元キャバ嬢の知り合いがいるんだけれど、こんな質問を投げたことがある。
と、言っていたのを覚えてる。
まぁこれは店側の方針や階級にも寄るんだけれど…
接客言葉に厳しいところもあれば、「とにかく何でもいいからお客さんと話しろ」っていうところもあって。
この手の仕事は高額自給はであることはもちろん。
学生から主婦まで、色んな年代の女性が仕事してるわけど、意外とメンタル持ちの女性も少なくない。
ただガッツリ稼ぎたいとなると、いかに自分を気に入ってくれる人達を常連にさせられるか。
体を動かすのがいいなら工事の仕事とか
体力があって性格的にサバサバしてる男性なら、工事や土木が向いてるんじゃないかと。
知識はなくてもいい。今すぐ未経験から始めることはできる。
工事と一言に言っても、建築、土方、土木などがあるけれど。
学歴や資格なしでも、体力に自信あれば始められる。
しかし、「バカでもできる仕事なんだから、頭は使う必要はない」と思っているのなら、厳密にいうと違うと言いたい。
確かに「一生雑用でいいや」というのなら、そんなに頭は使わなくていいのだろうけど。
ただ本気で手に職つけたいと考えると、簡単そうに見えて簡単じゃないし、むしろ覚えることが多い。
職人として独立していくなら、感覚的な技術も身に付けていく必要があったりする。
頭を使わなくてもいい仕事だと思われがちだけど…
怒鳴られるのを気にしたり、言葉のあやを読んでしまう傾向にある人ほど、この職種では人間関係に悩まされることがよくある。
「人見知りニートでも土方や土木の仕事はできるのかの解説」というページを見てもらえば、よく伝わるかも。
ブラック求人排除の既卒向け就職サービスを使ってみよう
「いつまでも無職ではだめだし、そろそろ正社員で探さなければ…」となる人は多い。
それで「正社員求人で、こんなバカな自分でもできる仕事はないかなぁ」と思いながら…
「未経験OKの正社員」を探すことになることも珍しくないはず…
バカとかどうかは別として、それならば、既卒・フリーターの味方、就職支援サービスを利用してみてはどうかと。
「学力もないバカな自分が、何に向いてるのか考えてもわからない」と思っている人にこそ…
ハロワ以外にも、「ホワイトな求人が見つかるかもしれない就職サイトもある…」ということをぜひ覚えておいてほしい。
例えば、29歳までOKのウズキャリ既卒という就職支援サービスとか。
入社後の定着率が90%を誇るのは、やはり、ブラック企業求人を徹底排除してるのが大きな理由なんだと。
ウズキャリ既卒では、ブランク経験があるスタッフとよく話し合いした上で「向いてる仕事」を紹介してくれる。
企業に人材を紹介して信頼を得ている以上、簡単に辞められては困るわけだから、対策と自己分析も徹底的にさせられるわけで。
ちなみに、面談地域は東京、大阪、名古屋、福岡、沖繩。
ただ、来訪できてなくても、Skypeや電話面談ができれば求人を紹介してくれる可能性もある。
単純作業が向かない人もいるということ
単純労働や軽作業はバカにもできる仕事と言われることもあるけど、実は、意外と侮れない。
大学卒業して「俺、大卒だから学力に自信あるよ」と言う人でも、逆に単純作業ができなかったりすることがある。
「誰にでもできる仕事だ」というのも見方を変えると、実はみんながみんな、できる仕事ではなかったりすることも。
「頭がいい = 仕事ができる」とは限らない。
学力で高得点を取れても、肉体労働の現場となると…
「体力がなさすぎるからキツイ」
「同じ作業の繰り返しが苦痛」
「なぜか怒鳴られる」
「大卒なのにバカにされる」
と言って、辞めていく人もけっこういるわいるわで。
捉え方を変えてみると、「同じ作業の繰り返しが苦痛ではない」という人にとっては、それはそれで適職ともいえる。
※単純作業でも共同作業が多いだろうから、他人と顔合わせる以上、職場の人間関係に悩まされることもあるんだけど。
でも、面倒な単純作業や雑用をこなしてくれている従業員がいるからこそ、社会や組織というのが成り立っている。
「キレイ事のように聞こえる」と思うかもしれないけど。
それでも本当に、上官クラスの人間にとっては、なんでもかんでも仕事を抱え込んでしまう必要がなくなる。
おかげで「自分にしかできない仕事」に費やしてもらえるということだから。
「誰でもできる仕事」でも、それをやってくれる人達がいるっていうだけで、とても有難いことなんだと。
社会は、大勢が犠牲になる上で、大勢が幸せになっている…。
自分は何をやってもだめだと自覚しているのなら
- 物覚えが悪い
- 記憶力が悪い
- 頭の回転が遅い
- 要領が悪い
- 動くスピードが遅い
- 体力すらない
- 怖くて応募する気になれない
- 焦ると何が何だかわからなくなる
という風に、自分をドマイナスなネガティブ人間であると思っているだろうか?
上で紹介した仕事一覧でも、それでも自分にできる気がしないものばかり?
とりあえず、仕事する気すら起こらないなら、治験に参加してみるのもいい。
精神的にも、せめて貯金は少しでもあったほうがいいから。
物覚えが悪いと自覚しているなら、それなりにできる対策もあることだし、こちらを参考にしてみてほしい。
⇒「物覚えが悪いと仕事に困ってる人に超最適な対策を教えよう」
もう一度言いたい。
どんなにダメ人でも必ず、わずかでも長所はあるということは、忘れないでくれ。
少しづつでもいいから、まずはできそうだと思うバイトやボランティアからでもいいから、小さな達成感で自信をつけていこう。
仕事を探すことに無理なら、求職者支援訓練に応募してみるのもいいし。
あと、セカセカとスピードを求められない仕事をやりたくないなら…
このページを見てもらえるといいかな。
⇒「忙しくない仕事を探してるノンビリなあなたに職種を紹介してみる」
そういうことだから、「バカでもできる仕事」じゃなくて「自分にならできる仕事」を探していこう。