凄く仲のいい人同士を見ていると、なんだかモヤモヤ…
それに比べて、私にはそこまで絆が繋がった友達がいない…
上辺だけフワフワ仲良くしてるような関係じゃない…
お互いが一番だと思い合える、「本物」が欲しい…
私だけ取り残されたようで寂しい… 私も誰かの一番になりたい…
このままだと自分なんかいてもいなくてもいいような、生きてる価値のない存在なんじゃないかって…
いつも、自分自身の存在に自信が持てたことがない…
と、とある飲み屋で、ヤケ酒にまみれている女性に出くわしてしまったことがあるんだ。
そのように、ここに来たあなたも、
こんな自分でも受け入れてくれて、一番必要とされてみたい気持ちがあるのなら。
ちょっとここで、誰かの一番になりたいと考えてしまう人のために、
「なぜそう思ってしまうのか?」、「大事にし合える関係を築くには」の二つの視点を考えてみた。
このページを読めばきっと、悲劇のヒロインから脱出して、
自分自身がこれからどう人と接していけばいいか、何か一つでもヒントがつかめるかもしれないよ。
誰かの一番になりたいと思うのは、強い承認欲求の現れだよ
承認欲求に飢えているとも言えるし、自己重要感が低いとも言える。
家庭でも学校でも職場でも、深い絆を結べる人もいない… 一途に大事にされたこともない…
だから、自分と他人をすぐ比べてしまうクセもあるわけで。
たとえば、さっき出てきた飲み屋で会った女性もそう。
その女性は、姉妹の中で自分は次女だったんだけど。
彼女の両親は長女にばかりをえこひいき。
長女は、成績優秀だけでなく、部活でも賞を取るほどだから、両親も多大な関心をもってしまうのは無理もない。
次女に対しては、とくにこれといった目ぼしい成績もないせいか、両親は素っ気ないし、必要なこと以外あまり話しかけてくれなかったという。
次女である彼女は、こんな心情を語った。
「そうか、それなりの結果を出さないと、親は見向いてくれないだね…」
「でも自分に何が得意なのかわからないし、何を必死に頑張ればいいかわからない」
「学校でもこれといって、必要とし合う親友と呼べる人がいないし、クラスの中でも地味だし…」
「もし、親の一番になれなかったら、これから自分はどうなるんだろう… 」
「親にとって、自分は価値がないのなら、誰のために生まれてきただろう…」
「姉を見ていると、嫉妬やら憎しみやら劣等感を感じて、なんか胸がチクチクする…」
と、そんな過去の話を会ったばかりの日にカミングアウトされたんだ。
そんな承認欲求に歪みが生まれてしまうのは、家庭環境も少なからず影響はあるんだなってわかった。
根本的に、承認欲求に飢えてる人というのは、嫉妬するだけでなく、こんな行動にも出やすい。
・奇抜なファッションなどで相手の気を引きたがる
・気にかけてほしくてつい過去の不幸話をしてしまう
・認められたいから嫌なことも断る気になれない
というのが、承認欲求が強い人の特徴。
どうだろう…1番になりたい人と思う人に、何か当てはまるものはあったかな?
誰かのためにと思うほど、自分と相手を追い詰めてしまう
誰かに必要とされて感謝されたら、それはそれで、自分自身に対しても誇りを持てるかもしれないよね。
加えて、誰よりも一番必要とされたら、自分の存在意義の証明にもなれるだろうから。
好きな人が現れたで、自分がその人の一番でいたいと頑張れる気持ちが湧いてくるはず。
でも同時に、独占欲なんかも湧いてくる子もいる。
自分から離れてほしくなくて、異常な駆け引きで気を引かせようと、自傷行為やら浮気やらに走って気を引こうとする子も。
その「誰かの一番になりたい」の思いが強すぎたあまり、相手に求めすぎた行動を起こすこともある。
それが相手からすれば重すぎるから耐えられなくなって、離れていってしまうことだってあるから、気をつけてほしいとも思う。
相手だけでなく自分も、誰かに気に入られようと思えば思うほど、その気持ちに比例して自分も疲れてしまうね。
あと、恋人に限らず、友人間で「断ったら嫌われるんじゃないか?」と、結構気にしてしまうことはないかな?
ちょっと断られただけで、自信の無いからなのかすごく不安になったり。
「私のこと、そんなに好きじゃないのかな?」とか、短絡的に判断してしまったり。
自分がその人を親友だと思ってた人が、自分以外の誰かと遊んでいるのを目撃しただけで、
「実はそこまで自分は一番じゃないんだろう」と疑心暗鬼に考えてしまうとか。
そのネガティブな態度が相手に伝わってしまうこともある。
誰かに「そんなこと思ってないと思うよ」とフォロー入れらても、どうも信じられなくなってしまってたり。
いつしか、「どうせ私は頼りないし、二の次で、相談なんて後回しなんでしょ」とも考えるようになってたり。
周りの人間があまり信用できなくなってきて、
そのうち友達付き合いも面倒くさくて、他人との距離感さえもわからなくなってしまうのは、なんか悲しい。
「誰」を対象にしているのか、せめて明確にさせておこう
見えない誰かの一番になりたいという思いで、何か頑張ってることあるよね。
自分磨きとして、今流行りのファッションやコスメに力を入れて頑張っている最中かもしれない。
そうすれば、そのうち自分に見向いてくれる近づいてくる人が現れるかもしれない。
確かに、出会いの可能性にチャンスが生まれるからそれは間違いない。
でもなぜ「誰」を明確にしたほうがいいか?
だって、外見だけキレイに取り繕っているのなら、男性であれば「見た目」が好みで近づいてくる男ばかり増えるから。
別に、外見だけでも「誰かの一番になりたい」ならそれもそれでいい。
でも外見だけでも気に入られたいのなら、外見で寄ってくる人が「誰でもいいのか?」って話になる。
その誰かの一番になりたいという思いに囚われすぎて、「好きになる人」を見落としがち。
それと、「相手のため」だけを考えるなら、けっこう自分を押し殺して、相手のために演技を強いられることにもなるから。
水商売なら、気に入られる人を演じるのならいいだろうけど…
・相手の趣味に無理に付き合わされたり
・おしとやかな言葉遣いを強制されたり
・自己主張を許さない人の考えを合わせたり
でもそれらを、本当の恋人にまで何から何までというのは…
よほど相手の、ドストライクな役者を演じ続けていくことになるかもしれない。
それって「自分が幸せじゃなくてもいいのか?」って、自分に問いてみてほしい。
それに、漠然と「誰のため」とわからないまま闇雲に動いていたら、
自分の在り方がもっともっとわからなくなってしまう。
「私は何のために」「何の誰のために」って、この先もずっと、途方に暮れてしまう。
だから、「自分のどういう所を見てほしいのか」を抑えつつ、
「好きになってみたい相手」を仮でもいいからイメージしておこうか。
そして理想は、お互いに「相手のありのまま姿」を受け入れつつ、
相手にとって嬉しいことを与えあうことだから。キレイ事だけど。
一人に固執せず、もっと色んな人と関わってみよう
恋人に限らず、どんな仲のいい親友でも、
あまりにも、その人の一番であることを求めすぎると、相手にとってそれが重いと受け取られてしまう。
そして親友の周りにいる人達も、無意識に疎外しようとしてしまって、それが自己中だと思われてしまった人もいるから。
「好きな人の一番になりたいから」の思いが強すぎると、自分視点のことばかりにもなりがち。
念のために言っておくと、誰かの一番になりたいっていうのは悪いことじゃない。
誰だって、他人に認められたいって気持ちはあるから。
大事なのは「親しき中にも礼儀あり」に加えて「適度な距離感」。
自分がグイグイ行き過ぎてないか、たまには自分を客観視することだけは忘れずに。
誰か一人に、多くの時間を費やしてでも依存するんじゃなくて…
もっと色んな人と関わって、自分と気が合いそうな人を、もう少し探して増やしていこうってこと。
どうしてもフィーリングが合わない人は、少し話しただけでも直感でわかるだろう。
それでも、「学校や職場で色んな人と関わってくるけど、誰かの一番になれない」と悩むのであれば。
学校でもまだまだ狭い。職場でもまだまだ狭い。
もっと色んなコミュニティやクラブに出向けば、まだまだ出会いのチャンスがあるよってこと。
まずは一歩踏み出すことから始めてみると。
異性の誰かの特別になりたいのなら、大手マッチングサイトで出会い探しするのもありだね。
たとえば、ハッピーメールとかは3000万人ものの登録者がいるから、唯一無二の誰かと出会える可能性が広がるし。
男性は無料お試しポイントがあるし、女性は無料で使える。
偶然の出会いを待つのもいいけど、使えるものあれば自発的に使っていこう。
といっても、まず大事なことは自分を愛せれるようになるから。
「自分を愛せないし、自分への愛し方がわからない」というのなら…
自分への愛し方も書いておいたから、以下のページも参考にしてみてくれ↓