無職の期間が長引けば長引くほど、余計にマイナスになるんじゃないかといって、
「さっさと早く就職しなければ!」と焦ってしまうのは無理もないかなと。
「親に頼ってばかりの生活は、自分が惨めだし迷惑もかけたくないから、さっさと就職したい!」と、思ってしまうのもありますね。
確かに、空白期間ができてしまうと、不利になるのは確かなんですが、焦って就活しようとすると逆に落ちた時の反動が大きい。
闇雲に探して何とか辿りついた職場でも、自分の身を滅ぼして辞めるハメになったりなんて。
なので、今はちょっとでも早く就職したいという焦りを少し抑えておいて、この記事を読んでいってください。
・自己分析
・応募書類
・面接対策
などにはついてはもちろんなんですが、もう少し掘り下げていきます。
イマイチ自分でもハッキリしていないことがあると感じているなら、早期内定者ができている5つのことを参考にしていってください。
1.自己分析がしっかりできていること
ここが一番大事なこと。根本的に己を知らなければ、仕事選びにも行き迷います。
哲学者の仕事観でも、「己を知れ」という言葉もよく出てきます。
- 自分がどんな仕事に興味があるのか
- 自分はどんな作業ができるのか
- 自分はどんな作業が苦手なのか
- 自分が嫌だと思う人間はどんな人か
- 自分は今までどんな経験をしてきたのか
「待遇良ければ、就職できればどこでもいいや」と言う人もいますが、それは面接落ちの原因にもなります。
「この会社の何に興味があって惹かれたのか」、「どれくらいこの業界に意欲的なのか」「この会社に向いている人間か」、
面接官だって人間。「人を見抜くための目」を磨いてきてるので、面接での対面では、一筋縄ではいかないことが多いです。
仮に、自分ができることや苦手なことを知らないで、上手く就職できたとしても、
やっと就職したのに、「もう仕事辞めたい、合わない」とか簡単に思うようになってしまう人が多いです。
- 「やりがいが無くて面白くない、苦痛」
- 「仕事自体が自分に合わない」
- 「職場のムードや人間が合わない」
といった色々な理由で、人生生き迷ってしまうといっても過言ではないです。
また、重視したいことと、自分の中で妥協できることを把握することも大切です。
2.応募書類で他の応募者と差別化するための書き方
応募書類と言えど侮るなかれ。みんな慎重に書きますね。
雇う側の立場になって意識してみることも忘れずに。
会社側から見た、履歴書や職務経歴書の書き方があまりにダメすぎると、数打ちゃ当たるのはずが全弾外れという事態もあり得ます。
確率論としても、50件応募をしかけてゼロなんてよりも、50件のうち5件ぐらいでも当たるぐらいの確率を上げたいところ。
5件でも当たるってことは、ゼロよりは全然マシに思いますよね。
それだけ応募書類も大事なことなんで、日本社会のルールに則って書き上げていこう。
とくに志望動機や職務経歴に書く大きなポイントは、
- 「なぜこの会社を選んだのか」
- 「なぜこの仕事をしたいのか」
- 「実績を数値で示して説明」
- 「この会社にとって役立てるスキル」
などを意識して書く。
あとは面接までいければ、
「未経験OK」の求人であれば、「この会社でやっていきたい!」という情熱だけでもアピールできれば、案外受かる場合もあったりします。
また、インターンシップなどで経験してきた中で「この仕事のこんな部分に惹かれた」っていうのとか語れたりするのもいいですね。
間違っても志望動機に、
- 「お金持ちになりたいから」
- 「昼食に賄いが出ると書いてたから」
- 「この会社を乗っ取るため」
とかの理由を書かないほうがいいんですが、
たまに、スキルがある上でこういう上等こいた理由を書くと、雇ってくれるという、世の中には変わった社長や採用担当者もいるらしいです。
そうはいっても、大人しく基本に則ったほうがいいですね。
3.細かい身だしなみの他に、柄や持ち物もチェック
一応念のために書いときます。スーツをまだ買ってないという人のためにも。
「男性は基本的に髪型は黒で短く」という話はもちろん聞きますが、スーツの格好についても気をつけたいです。
正社員面接では、「どんなスーツでどんな髪型で行けばいいか」の知識を抑えているのもちろんのこと。
業界によっても多少違うこともありますが、持ち物やスーツの色次第でも印象が左右されることも多いので注意。
無難に行きたいのであれば、
・スーツの色は、黒・ダークグレー・紺色のどれか
・ネクタイの色は、迷ったら赤か青にする
・ベルトはシンプルなもので基本的に黒
・靴は、黒かダークブラウンでピカピカに
・カバンは、A4サイズの紙が入る大きさ
・できれば、金属製の腕時計を着用
細かい所を挙げればまだまだあるのですが、相手から見て目につく所だけでも抜かりなくさせておきたいです。
さすがに、
「鼻から鼻毛一本だけ大きくはみ出してますよ(ニヤっ)」
みたいなことを突っ込んでくる面接官は中々いないと思うので、自分で気づくようにしたいところ。
それが採用ポイントに影響することは微妙ですが、サービス業界であると、
「細かい所まで行き届いてない」という理由で落としたっていう厳しめの面接官も聞いたことがあります。
人間も十人十色というように、面接官も色々なので、稀に変わった判断で下す人もいるようです。
4.面接では人間味を感じさせるための戦略
今すぐにでも早く就職したいなら、ぶっつけ本番で面接に臨むのもいいです。
できれば「こんな質問が来るだろう」のイメージぐらいは持つようにしておきたいところ。
たまに「お茶とコーヒーであればどちらを多く飲みたいですか?」みたいな心理を探るような質問もありますけど。
まず未経験でも、どれだけこの業界の予備知識を持ってるのかとかもありますけど、
今までどういう活動していて、「この仕事をやりたいと思ったキッカケや経緯」は何なのか、
そういった実際に経験してきた話を、ストーリー形式で語れるようにすると、「雇ってみたい」と思わせることもできます。
とはいえ基本的にまずは、話しを聞き伝わる答えを返せるかも大事なので、人見知りでコミュニケーションに自信ないという人は、
就職支援サービスを利用の場として会話練習を積むのが推奨します。
自信がないと感じる時点で、十中八九「テンパって面接で上手く喋れなかったなぁ」ってなります。僕がいつも面接終わった後に考えてしまってたことです。
会話する自信を付けたいなら、とにかく面接練習を積み重ねるのみ。
「面接でよく聞かれるフレーズ集」の本から、頭の中にインプットするだけでなく実際に口に出して身に付ける事も必要です。
始めての正社員面接だと当然緊張することはしますが、数をこなしていくことで場馴れしていきます。
面接で聞かれるパターンも段々と傾向とやらもわかってくるようになりますし。
それと「何もスキルがない」と感じる人でも、興味や情熱でどうアピールできるかで採用されることがあるので。
不採用が続くと落ち込んでしまいますが、「よく面接まで行ってきた」っていうのだけでも、
自分なりに頑張ってできた行動に対して、せめて自分で自分を褒めてやってください。
自分のダメな要素ばっかを責めていても辛いだけなので、
「次はこうしてみよう」って考えるようにしてみてほしいです。
5.早く就職したい人ほど転職エージェントを利用している
就活する前に土台作りがしっかりしていなかったり、良かれと思ってることが実はダメなことだと気づいてなくて、
連続で不採用の日々が・・・なんてことも。
自分1人で就活ノウハウを調べるのもいいですが、早く就職したいならエージェントの指導を受ける方が手っ取り早いです。
ハローワークやジョブカフェを通しても、履歴書・面接指導・適職診断を受れます。
とはいえ、あなたに合った求人を紹介してもらえるかは別です。
転職エージェントは利用するメリットは、面接指導や書類作成のサポートがあると、内定率は高まるのはもちろん。
応募者の気になっていることをよく聞き、慎重に考えてアドバイスをして、適正に沿って一人一人にあった求人を提案してくれます。
なぜなら、エージェント側も求職者にすぐ辞められるのは困るからなので。
企業先の職場事情といった、ちょっとした企業の事情も聞けることもあります。
「仕事辞めるハメにならないか」と心配になってる人は、
転職エージェントに「社風や職場の雰囲気」や「月間残業時間」など、面接で聞きづらいことを聞いてみるといいです。
ということで、早く就職したいなら1つ1つ細かい点を潰していくことも大事ですが、
転職エージェントから、自分では気づきにくいマイナスとなってるポイントを教えてもらうことが大きいので、就職の近道にもなります。
就職後に多少大変なことがあっても踏ん張れるように、まずは「自分を知ること」を徹底しましょう。