周りの人間が自分のことどう思っているのか、考えれば考えるほど怖い。
そんなんじゃ「社会でやっていけないぞ」と何度も教師に言い聞かせられ、職に就いたわけだけど、自分でもやっていける自信なんてない。
こんな社会に適応できそうもない自分もが嫌になってくる。
それに周りの人の嫌な部分も見えるようになってきて、自分の言動が他人にどう思われてるのかなってすごく気にするようになったり。
もう人と関わるのが嫌だから、できることならずっと部屋で引きこもっていたい!
学校卒業したばかりの頃の僕はこんな感じでした。
ちょっと「引きこもりたい」という人に向けて、引きこもっても悪いことじゃないんだっていうことを伝えたいです。
引きこもりたいのはこんな理由?
改めて確認してみます。
・外の世界が怖くて社会人になったけどやっぱり辛い
・社内で誰かが他人の悪口が聞いて疑心暗鬼になった
・人と話すのが怖くて、誰を信じていいかわからない
・口うるさい上司に注意されてばかりで疲れた
・もう人間と関わりたくない!
やっぱり人間関係が一番大変だよね。
僕は「自分のような人間が集団の中に混じっていても、みんなにとって邪魔な存在。ここにいてはいけない人間なんだ・・・。」と勝手にそんなこと考えて、仕事を辞めることもあった。
引きこもり黄金期の時代、勝手にマイナス妄想ばかりしていて。
中学校の頃、まともに登校してなかったように職場にも適応できなかった。
ニートの期間が空けば空くほど不安と焦りのは確かなんだけど、逆に焦って就職活動するのも空回りばっか。今はやっと一つの職場に落ち着いてますけど。
日本という同じ環境下なら、僕のような人間もそれなりにいるはずなんですよ。
とまぁ、自分が限界だと感じたら辞めてもいいし、しばらく引きこもって落ち着いたら再就職するのもいいです。
続けるも辞めるも正解も不正解もないので、自分の感じた通りの判断ってわけですよ。
元世界チャンピオンの竹原慎二はこんなことを言うけど
仕事を辞めて引きこもっても社会貢献になるらしいんだけど。
僕は、社会的弱者達に向けて耳障りの良いような(優しい)アドバイスばかりしているけど、竹原氏の良い分とはどこか対照的。
ヤフー知恵袋で古いけどこんな内容を発見しました。斜め45℃の角度からアッパーをブチかますようなドギツイ回答。↓
【竹原慎二のボコボコ相談室】
ニート歴10年、全く働く気なし。
どうすべきかも分からない。
無職 Vさん(26歳)全く働く気が起きないです。自分は小・中学校でいじめられて不登校になり、中学卒業後、高校へも行かず、仕事もせず、10年経って現在に至ります。一日中パソコンに向かい、インターネットかゲームをして、部屋に引きこもっています。
親は「働いて欲しい」と言っていますが、全く働く気が起きず、「働いたら負けかな」とさえ思えてきます。目指す夢も無く、したい職業もないのですが、これからどうしたら良いかさえ分かりません。
竹原慎二の回答↓↓
社会のためにそのまま引きこもっとけや。
お前の親に養う能力がある限り、ニート続けときゃええ。今はただでさえ働き口がない世の中なんじゃけ。おまえが引きこもってくれるおかげで、誰かが職にありつける。それでええじゃろ。親にしてみりゃ厄介な子供じゃが、育て方にも問題があったんじゃ。しゃーないわな。
そのかわり、働く気もないくせに「社会が悪い」とか「政治が悪い」とか「派遣切りを許すな」とかエラそうなこと言うなよ。部屋でだまってゲームやっとけ。それが社会の役に立つ正しいニートなんじゃ。
「ヤフー知恵袋より引用」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1230158942
なかなかザクッとくるね。僕もボクサー経験者だけど半分は共感できます。
竹原氏の意見に共感している一般人もそれなりにいるようで。
でも僕が思うには、怒りで気持ちを奮い立たせて、行動を促すつもりでこんなこと言ってもニートの人は何もやる気が起きないままだから。
「落ちこぼれはだまって落ちこぼれとけや!」って、後腐れがなくスパッと切り捨てることができるんだろう。
確かにニートは引きこもっていたほうが求人の採用枠の数が増えます。
「どんな仕事でもやらなければ!」と藁を噛み締める思いで求職活動してる人達のためになる。(現在は給料の安い仕事ならいくらでもありますが)
「引きこもっとけ」もそれもそれで正解ではあるんだけど、収入源のないニートに対しては解決の答えになってない。
親とは揉め続けるわ、いつか衣食住を失うという恐怖と不安というモヤモヤに揉まれながら過ごすことに変わりない。
社会のためになるといっても、結局「自分はどうすりゃいいんだよ!」って振り出しに戻る。
引きこもることは良くないことなのか?
健康上の問題とかコミュニケーション能力が伸びないとか社会的スキルが伸びないとか、色々言われてますけどね。
成長するとかしないとかって言うのはその人の自由なんで。
ただ「みんな汗水足らしてみんな頑張って働いてるのに、お前は気楽でいいよな」って周りから揶揄されることはあるけれど。
正直に「今ニートしてる」って言えば、鼻笑いする人もまだまだいます。
まぁ、そういう人達には引きこもって会わないようにすればいいんです。
竹原氏が言っていたように、引きこもってたほうが世のためになるのなら、引きこもることもアリってことになる。
引きこもったら引きこもったで、家族から「今度はいつ仕事見つけるの?」とか、うるさく言われるから、完全には気楽ではいられないんですが。
ただの無収入ニートだと衣食住問題の悩みは消えないけど、生き延びるためなら、障害者年金や生活保護や自宅で稼げる手段で生計を立てれるなら、別に永遠に引きこもったっていい。
無理に社会にいる大勢の人間と関わる必要なんてないです。
仕事選びが大事なように、人付き合いも選ぶのが大事。難しいけど。
無収入で引きこもっていていも、自分なりの計画があるのならそれもよし。
とりあえず言えることは、一時的の休暇のための理由でも引きこもってもいい。
無収入ニートでも誰かを喜ばせることぐらいできる
収入的な衣食住問題はあるけど、少なくとも生きている限りは、誰かに自分の価値を与えることぐらいはできる。
誰かを笑わせたり、誰かの話し相手になってあげたり、YouTubeに作曲した音楽をアップして誰かを楽しませてあげさせたり。
別に「仕事しないで税金払ってない」とかの理由で、そこまで自己嫌悪しなくてもいい。
学生卒業すると「働く」「自立」「年収」「税金」とかのワードを気にして他人に引け目を感じる人もいるけどね、感情的価値ってものもあるんだよ。
社会のためにじゃなくて、誰か1人のためにできること。それだけでもいい。
自分と自分の周りにいる大切な人達だけで繋がっていても。
専業主婦のように稼げなくても誰かに養ってもらって生きている男や、田舎のバアちゃんに拾われて面倒見られてるニートだっているので。
その人が一緒にいてくれることで、喜んでくれているなら。
精神が限界なら引きこもることは必要
嫌な人間とどうしても付き合っていかないとって考えると疲れるよね。
仕事辞めたらで親にガッカリされるし、文句言われる生活になるし、一度退職してしまったら、「社会復帰できないまま、そのまま引きこもりになってしまうじゃないかか」とか葛藤していても。
でも僕は「嫌なことから逃げるな」って強く言うような人間ではないんで。
メンタルカウンセラーとか専門家じゃないけど、ただ言えることは、
「休みたいと思う自分を許してあげて」
それだけです。
「引きこもりたい」って思うのは、自分への危険信号を知らせているようなもの。
人間ってどうしても慣れないものってあるからさ。
慣れないものを無理やり我慢してる人が多いんだけど、しばしば体調を崩したり鬱病退職してる人も多いのは事実。
いったん引きこもって精神を落ち着いた頃に、次はどんな仕事を探すとかゆっくり考えていけばいいんじゃないかなと。
「休むことも必要だよ」が僕のモットー。
ということで、引きこもりたい人は、引きこもることに情けなさも罪悪感も感じる必要はないです。
立ち止まってまた動き出してまた立ち止まって。人生はそんな繰り返しなんだろう。