昔、友人に「死んで、早く楽になりたい」って言われたとき、
僕はどんな言葉をかけてやればいいのかわからなかった。
でも、今ならもしかしたら、心だけでも救ってやれるかもしれない考え方を、
同じような人達に伝えることができるんじゃないかなって、この文章を書いてる。
僕も元々ネガティブな性格なもので、
「どうせ生きてても楽しいことないなら、ポックリ1秒以内で逝ける方法ないかな」
とか考えてたこともたまにあったけど。
でも、どうせ生きてても楽しくないとか、報われないと思うなら、
少しだけでも好き勝手に生きて、楽しんでからにしてみようって思った。
それで今までずっと、しぶとく生きてきたけど。
とにかくここでは、ポックリ逝って楽になるとかじゃなく、
「捨ててもいい考えで精神的に楽なる方法」を伝えていきたい。
精神が苦しいと感じてるときこそ、捨ててもいい考え4つ
例えば、日本の常識でも、適応できる人にはいいけど、みんなにとって平等なようで平等じゃない。
求められるレベルに適応できないなら、仕事も人間関係もこなそうとするほど、苦しい循環にハマるんだよなぁと。
会社に入ってからブラック会社と発覚したからといって、
「最低でも3年」みたいな風潮を守って、3年まで生き残れる人は少数派だということ。
3年経つ前に過労死。までとはいかなくても、重度のうつ病で退職して、社会復帰が難しくなったら元も子もない。
というかあんまり頑張らなくても、幸せになれる道だってあるんだよってことを言いたい。
これから伝えることは、常識から外れたことばかりだけど、
精神的に苦しいときこそ、捨ててみるといい考え4つを参考にしてみてほしい。
1. 嫌でもやらなければならない、の考えを捨てる
過労やストレスで死にそうな思いするくらいなら、仕事から逃げていい。
たとえ、「お前がやらなきゃ仕事を放棄したら、誰が責任取れるの?」って言われても。
確かに、病院関係みたいな仕事をいきなり辞めれば、
患者の命も関わってくるとか言われるだろうけど、自分の命と天秤にかける必要ない。
まず、自分を守ることに優先しないといけないから。
「こっちはもう精神がおかしくなりそうで苦してしょうがないんだよ!」
って状況では、他人を助ける余裕もないし、いつまで責任も遂行できるかも不安だし。
「我慢をしてこそ大人」みたいな風潮を守って、「周りから頑張ってるね」って言われることはあっても、苦しい。
来る日来る日も、上を見上げても、灰色の空しか見えなくて、いつまでも憂鬱でいる時間のほうが多くて、苦しい。
出口の遠い暗闇トンネルの中を、どこまでもマラソンしてるようなもんだから。
ちなみに、お金は、苦労=お金の対価ではない。
ちょっと少ない労力で稼いで楽しく生きている人もいるから。
責任といえば、他にも、
家庭がある人だと、育児放棄とかはまずいけど、
そんなときは誰かに頼ったり、預けれる所があるなら預かってしまってもいい。
とりあえず細かいことは抜きにして、
自分が放棄しても、扶養してる子、パートナー、自分、み~んな、生きてさえいればいい。
他に誰かが助けてくれる人や処理してくれる人が、どこかに存在してる。
元々、人間界はみんながみんなが依存しあったり、支え合いの世界だから。
2. ~しなければいけない、~してはいけない、の考えを捨てる
「~せねば」「~してはいけない」というのは、
自分の感情を抑圧してまでも、遂行しなければいけないから苦しい。
目的はないのに、でも「漠然とした安定」のために、「~しなければ」と考えるのも辛い。
嫌だけど「やらなければ」の観念に囚われて苦しいなら、いっそ捨てたほうがグッと気持ちが楽になれる。
勉強にしても、本当に他人から言われなくてじゃなくて、好きで勉強してるならいいけど、
社交性のために、興味もないテレビ番組を「見たくないけど見ないといけない」とか、
「30代までやっておかないとヤバイ~」みたいな脅し文句に、いつも煽られて動いてるのって、なんか精神消耗しないか?
知識があったりスキルがあるほうが得だけど、
知識というのは、自分の望む未来にあったものだけがついてくる。
牢獄に閉じ込められてる囚人で自由がない人でない限り、人生は何とでもなる。
それをいつまで、嫌なことを続けなければならないのか、
やりたくないことでも、苦しんだ先のワクワクする未来が見えないなら、
無理に自分に強いて、ゴールのないマラソンを続けなくてもいいんだよ。
いつも頑張らなきゃの姿勢でいるのなら、
頑張った先にあるのは、さらなる頑張らなきゃいけない未来が待ってる。
レベルが上がるたびに、今の自分を認めてあげれないと、
もっと頑張らなきゃと思ってしまうから。
「嫌な親でも話相手にならなきゃ」とかの考えはいらない。
できる限り顔を合わせない時間を作ればいい。
「仕事休みたくないなぁ、行きたくないなぁ」の気持ちがあるなら、
思い切るなり、理由付けるなり辞めてもいい。
もし、「お金がないし転職なんてできない」なら、
ローコストな生活費のために、捨てれるものは捨てることで可能だから。
ネットで稼げる手段もあるし、興味があるなら少しずつ始めるなりでもいい。
3. 社会人としての風潮や、自立しなきゃ、の考えを捨てる
世間の風潮によくある代表といえば、
「正社員で安定」「一人暮らしができていること」「30代までに結婚すべき」
みたいなことを本で見たり、色んな人から聞かされてきたと思う。
多種多様な生き方が増えてきてても、まだまだ古くからの風潮があるっていう。
でも、「世間一般では」とか「周りが周りが」じゃなくて、
自分がどんな生活ができれば幸せなのか、自分が心に向き合うことなんだよ。
周りがどうのこうのだから「結婚しなくちゃいけない」じゃなくて、
自分が本当に「純粋に結婚したい」と思ってるならいい。
今のところ親に依存できて、ガツガツ働かなくてもいい環境なら、
依存できる状態が続く限りは依存してたっていいんだよ。
実は、依存先は1つ先だけじゃなくて、依存できる先を増やすことが本当の安定。
世間の求めるレベルとかみんな平等じゃないんだし、大事なのは自分のペースさ。
早く楽になりたいとか、もう現実逃避したくなる気持ち、
やっぱり世間のレベルに合わせようとするから苦しい。
とりあえず、実家とか依存した環境からでも、
小さな積み重ねでマンガ家になったとか起業に成功した人だっているから。
「プロサッカー選手」みたいな年齢制限のある夢でない人に限り、早くしなきゃとか焦らなくてもいい。
4. 嫌な人でも付き合わなければいけない、の考えを捨てる
どこかで「嫌な上司の付き合い方」「嫌な人間と仲良くなる方法」みたいな本でも見かけてしまった?
いやいやそれ、性格によっては「楽になる方法じゃなくて、苦しくなる方法」になるよ。
確かに、それらの本から実践して「人間関係が良くなった」という人もいると思うけど、
やっぱり嫌な人間とは嫌なままストレスだっていう人もけっこう多いから。
嫌な人と無理に話さなくてもいい状況なら、できる限り避けるようにすればいいだけ。
嫌な人と関わってると得られるメリットはあるのかどうか?
いつまでも精神的に苦しいし、楽になりたいのに楽になれない。
とくにダメ出しが得意な人って、
実はどこまでも自分に厳しすぎるせいで、いつまでも心が満たされない、
相手の小さな上達さえ褒めてあげれない人なんだ。
ネガティブな感情でダメ出しばかりな人間と一緒にいれば、その人の波動まで自分にまで影響する。
気づかないうちに自分まで誰かに、ウザいダメ出しをする人間になって、その連鎖が続くと。
他にも、暴言吐く親、意味の分からない所で怒る上司、何もかも否定で返してくる友達とかいる。
嫌な人から教わることって、その人と同じレベルまで止まるし、
今度は自分が、誰かに教わったことをそのまま、
嫌だなぁと思われる教え方をするようになるんだよ。気づかないうちに。
そんな人間になりたくないよね?
デリカシーのない言葉で、いつも自分を悲しませたり怒りを感じさせる人間といるくらいだったら、思いっきり距離を取ったっていい。
嫌な人達がいるグループに無理に所属するのと、孤立するのがどっちがいいのか?
一緒にいて嫌な気分になるくらいなら、
案外、孤立していたほうが、マイナス感情の被害が少なくていいこともよくあるから。
だから、本当に、
何もかもめんどくさくなったら、
一回、人間関係をリセットしてもいいんだよ。
早く楽になりたいと思うくらいなら、普段から逃げ道や居場所を作ろう
大人として自己解決できるようにならなきゃとかも関係ない。
この際、自分の気持ちを楽にするためなら、どんな手段も使っても構わない。
毎日「嫌でもやらなければならない」とか、
「でもすぐには責任放棄できない」とか追い込まれてるのに、
「もう死んで楽になりたい」と考えてしまうくらいなら。
実は、あなたが思っている以上に、
世の中には、逃げ道や抜け道がまだまだ隠されているかもしれないってこと。
そういうことだから、利用できるものはなんでも利用しよう。
例えば、公的機関の相談窓口や電話相談サービスとかあるから。
参考↓↓
今のあなたが、どんな状況で悩んでるかはわからないから、
得意な専門分野に合うカウンセラーに相談することを勧めたい。
無料から有料まで、全国には駆け込み寺とか利用できるサービスがあるから、自分に良さそうだと思う人を選ぶといいかな。
ただ愚痴を聞いてくれるだけでもいいなら、愚痴を吐けるサービスもあるし。
ということで、まずは「~せねばならない」みたいな考えをいったん手放して、
身の回りにあるものを捨てられるものをどんどん切り捨てて、
逃げれる場所があるなら、ためらわず逃げてほしい。
たまには仕事休めるなら休んでさ、
滅多にない非日常感を味わってみようじゃないか。
学校を休んだ日に昼間のテレビ番組を見てるような、
平和ってやつを。
ボケーっと眺めて、猫のようにグデーっと体を伸ばしてさ。