世の中には、姓名鑑定士という職業も存在しているんですが、それも占いの部類に入っていると。
縁起恐怖症の人ほど、「姓名判断」がやっぱり当たるのか?と、すごく気にしてしまうんですよね。
姓名診断とも言われるんですけど、「そんなの当たるわけない!」と思う人も多い。
それでも、親に不吉な画数や不吉な漢字を付けられたからといって、姓名鑑定士に相談する人もたまにいます。
そこで、姓名判断ってそんなに当たるものなのか、色々な情報を参考に、
徹底的に根拠やタネ明かしとなるものを探ってみた。
性格や運命を姓名判断で当たるのか?最初に結論
姓名判断は本当に当たるものなのか、
まだ、姓名判断とかよくわからなくて、気になってる人のために教えてあげたい。
で、結論としては、
【抽象的には当たっていることが多い】ということ。
無論、占いの部類なので、「当たるも八卦当たらぬも八卦」。
よく、姓名学では「名前の持つ力によるものだ」と憶測されるんですよ。
同じ漢字を持つ、周りの友達や芸能人をリストアップして統計でも取ってみても、
まあ、抽象的には当たってると言い張ることができます。
※なぜ名前の力があるのかについては、下のほうで解説します。
例えば、「太」の名前の特徴は、姓名学によれば、
「秀でた素質はあるが、病気やケガの災難に遭いやすい」という運命にあるとか。
吉の作用も強いけど、凶の作用も強いとも言われてます。
なんですが、抽象的に「病気」と区切って、大枠の中で考えれば、
同じ名前の人達を照らし合わせても、共通点の一致度が高くなると。
「同性同名」の人間2人を比べても、一方は何かの病気を持ってて、
もう片方は今は良好な健康でも、「いつの日か起きるだろう」という風にも言えるので。
姓名学に限らず、占いというのは、
「いつ」「どこで」「誰と」「どのように」などと、狭く具体化される手法が少ない。
ただ、透視占いなら、「今は失恋中ですね」とか、具体的な状況に近いことを言える占い師もいるようです。
で、姓名判断の話に戻りますが、
僕の友達に「太」と付く名前の人もそうだったかもしれない。
その友達は、独特な発想力の持ち主であるんだけど、
健康管理に無頓着なので、20代前半から不整脈という病気にかかって。
なにせ、週4~5日はマクドナルドでオヤツ感覚で済ますことが多く、
いつも食事は4食オーバーカロリー、毎日コーラ1リットルは欠かせない人で、
今ではお腹が妊婦さんみたくポッコリ出てしまって、健康上もうヤバイ状態です。
…と、そんな話はおいといて、
次、姓名判断の根拠について解説いきますね。
姓名判断の根拠や種明かしを解説
姓名判断ってどのようにして、運勢や性格を判断をしているのか、きっちり解説していくので、
「なるほど、仕組みはこうなってるのか」って思うのか、
「それが当たる根拠なのか」と思うのかは、個々の判断に任せます。
漢字には霊導力が込められている点
神社にある護符の漢字を見るとわかるように、
漢字というのは、文字の姿そのものに、生命力や霊導力が込められてるという話。
日本の漢字も最古の字源をたどると、
3500年前の古代中国にあった、甲骨文字や金文から派生したもの。
当時の古代人が、争い事、病気、農作物の成り行きなどを知りたいとき、
神様に吉凶を問うことを目的に、甲骨文字を刻んでいたという説があります。
牛骨や亀の甲羅を火であぶり、表面に出るヒビしだいで、
吉か凶かの証として、ヒビのとなりに適切らしい甲骨文字を刻むと。
参考ページ⇒【甲骨文字(甲骨文)】
http://chugokugo-script.net/rekishi/koukotsumoji.html
それが、文字に霊導力が宿られたっていう話に繋がってるとやら。
甲骨文字で神と意志疎通してたことが、根拠あることなのか断言できないですが、
歴史的にあった出来事のことだけ言えば事実だろうと。
今では、15万片の甲骨と甲骨文字4500字以上が発見されて、
その数のうち、学者達によれば、1500字以上は解明されたいう話です。
なので、
・目標を成し遂げていかせる漢字
・不幸な事故に導かせる漢字
・災難を防ぐ作用のある漢字
・異性と色沙汰に溺れやすい漢字
というように、けっこう人間にエフェクトを与える漢字が多いようです。
例えば、「光」という漢字の成り立ちををたどると、
元々は、四つん這いになって背中に火であぶられてるような甲骨文字だったと。
なので「光」は、「エネルギーが尽きて灰になりやすい」という黙示があると言われてます。
「光」の漢字を例に、有名人で言えば、
宇多田ヒカルさんですが、改名前は「光」でしたね。
なんか、改名後のほうが、ミルミルと素晴らしい成功を掴むようになったという、なんたらかんたら。
他にも、「愛」「華」「幸」といった漢字も、
一見、良いような名前に見えても、漢字の成り立ちを辿ると、
イメージに反してマイナスに作用するんだとか。
なので、たとえ親が子供に、どんなに幸せになってほしいと思いを込めようと、
命名される名前によって、その人の幸運か不運になるかの人生が、
全て決まってしまうと言っていいほど、過言ではないんだと。
まれに、姓名鑑定士の中には、
死亡事件や新聞記事に載ってる人の名前を参照しては、
「全ては漢字による凶運のせいだ」と主張する人がいます。
まるで、育つ環境や教育理論が関係なしに、
名前の持つ力によって、思いやれる人間になるとか、暴力的な人間になるんだとか。
漢字が、人間の人生を動かしている、、、という。
姓名鑑定士に相談するなら、
「子供に農業に興味をもって、農業の道を歩ませたいなら、この名前をつけてください」
なんていう助言を下されることも珍しくない。
実はこれ、別の角度から考えてみると、
子の人生の行方がどうなるかは、全て親にかかってるようなもので、
下手したら、紙一重で親のエゴにもなりえると言えます。
字画数による吉凶の暗示があるという点
よく、無料姓名判断サイトにある入力欄に色んな人の名前を入れてみると、
運勢や性格について診断結果が出てきますね。
ただ、無料なので、本格的に姓名鑑定士からやってる人からすれば、
「画数」だけで判断するには、鑑定不十分だそうです。
でも、姓名学では、なぜ画数で吉凶を判断されることが多いのか。
それは、画数でも縁起の良い悪い数字に関わってくると言われるから。
吉数の1つの「8」なら、「八百万の神」の意味を持ち、
財産と富を運ぶ開運数字だと言われてるので、シリアル番号に入れる人が多いように。
凶数なら、「四」は「死」を連想させ、「九」は「苦」を連想させるから、
不吉な数字だ!と、概念に囚われてしまうことから、忌み数とも言われる。
だからよく、マンションやホテルや病院では「204号室」「209号室」を建築するのは避けられる。
で、姓名学でも似たような意味合いで、
「五格」の画数で「性格」「運勢」を判断されるわけなんですが。
その「五格」とは、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」のことで、5つの運勢に分けることだと。
「天格」⇒苗字全体の画数を合計した数
「人格」⇒苗字の最後尾の字と、名前の先頭の字の画数を合計した数
「地格」⇒名前全体の画数を合計した数
「外格」⇒苗字の先頭の字と、名前の最後尾の字の画数を合計した数
「総格」⇒苗字と名前の全ての画数を合計した数
このように、数学のある方程式みたいに字と字同士で足せるパターンが5つあるんだと。
そして、縁起の良い悪い画数を1~60までの数を分けると、
大吉 | 1、11、15、21、23、32、41、 |
---|---|
吉 | 3、5、6、7、8、13、16、17、18、24、 25、29、31、33、35、36、37、38、 39、45、47、48、51、52、53、57、 58、 |
凶 | 2、4、9、12、14、19、22、26、27、 28、43、44、46、49、55、56、59、 |
大凶 | 10、20、30、34、50、54、60、 |
というように、一例に過ぎないのですが、数字によっても性格的な影響もあると。
それと大凶の場合は、二桁の画数に0になる人は注意なんだとか。
画数や性別によって、吉にも働く凶にも働く数字もあるようです。
ただ、流派によっても数字の良い悪いは若干違うらしいです。
個人的には「この数字だから大丈夫」という妄信するにはまだ早い。
音感による運勢もあるという点
漢字の字源や縁起の良い画数だけでなく、
発声する時の音感の響きも、自分の性格や社交運に関わってくるという説。
一応、理論的に納得できる部分でもあります。
運勢として、
相手が呼びやすい名前だなぁとか、優しそうな名前だなぁとか、
印象によって引き寄せる人も変わってくる。
名前は生まれてから、何千万回と名前を呼ばれていくものだし、
音は、雰囲気を伝える役割があるので、何度も名前を発声するうちに、
その音の持ってるイメージが自分や相手の中に浸透していきます。
これを「音相」とも言います。
ピアノの音を聴くと、癒されたり悲しくなったり、
ギターの歪んだ音を聴くと、アグレッシブに行動したくなったり、
そのように、薬と同じような効果があるんですね。
音には、固い印象の「ハード音」と、柔らかな印象の「ソフト音」というものがあって、
ハード音なら、「か行」「さ行」「た行」「は行」「ば行」など
ソフト音なら、「あ行」「な行」「ま行」「や行」「ら行」など
という風に分けられると。
ちなみに「行」とは、「か行」なら「かきくけこ」の意味。
これが、姓名判断で考慮すべき項目でもあると。
もし、苗字が「中村」なら「ソフト音」が多いので、
下の名前は「さ行」「か行」などの「ハード音」を交ぜて、
バランスよく付けたほうが印象もよくなり、それが運勢に繋がるんだとか。
さらに、苗字の一音目に来る母音(あいうえお)が何かで、
人の性格を判断する方法なんてのもあるようです。
参考ページ⇒【名前の響きが性格を決める?】
https://mnamae.jp/column/sound_0.html
例えば、草薙さんなら、「くさなぎ」の「く」から始まるので、
「く」は母音でいうと「う」の母音として判断すると。
渡辺さんなら「わ」⇒「あ」になりますね。
ざっくりですが、大きく分けて、5種類のタイプに分けられる。
【あ】 | 積極性、開放的、直観、無邪気、明朗 |
---|---|
【い】 | 厳格、毒舌、陰気、徹底的、閉鎖的 |
【う】 | 忍耐、温和、熟考的、継続力、消極的 |
【え】 | 孤高、打算的、独創的、非協調性、冷淡 |
【お】 | 頑固、内密的、計画的、終始一貫、執拗 |
最初に発音される音のほうが、印象に残りやすいってことですね。
自分や周りの人に当てはまめてみると、なんとなくでも当たってるような気はあるでしょうか?
ただ、音による運勢は、姓名鑑定士によって採用してるかしてないかとか、判別方法が違ってくるみたいで。
それでも確証として言えるのは、何度も何度も名前を呼ばれるうちに、
その音の持つ特性で性格に影響を与えるということは、科学でもすでに研究結果が出ています。
赤ちゃんの命名に悩むのなら、姓名鑑定士に相談するのがいい
自分の名前の改名や、赤ちゃんに命名する名前で悩んでて決まらないなら、
「画数」「生年月日」「字源」「音感」「世間一般のイメージ」など、
様々な角度から判断できる、本当のプロの姓名鑑定士に相談したほうがいいですね。
たとえ占いを信じてない人でも、
「それ、縁起の悪い名前ですよ」と言われたら、
別の名前に変えたくなるほうがほとんどでしょうし。
それと、個人的に「世間一般のイメージ」はかなり重要だと思います。
他人からイジられる名前や、恥ずかしいと思ってしまう名前でないか、
そういった点も、考慮すべき重要ポイントであるから。
いじられるDQNネーム(キラキラネーム)だと後から気づいて、後悔先に立たずというケースもよくあります。
なのでやっぱり、命名することは専門的な知識も必要になるので、かなり慎重にならざるを得ない。
それが、子供に名前コンプレックスを感じさせたくない!と真剣に悩む人ほど、
姓名鑑定士という名の専門家に相談したほうがいいだろうと。
ただ、名前に問題があるようなら、後になってからでも改名できる場合もあるようで。
例えば、
・イジメや差別を助長させる名前
・難解で難読な誤解されやすい名前
・近辺に同姓同名が多くて混乱させる名前
・異性と間違われやすくて混乱させる名前
・過去の精神的苦痛を思い出させる名前
・性別変更によって名前を変えたい場合
などは、「名前を改名すべき正当な事由」に当たります。
なので、正当な理由を証明書一式を用意して、家庭裁判所へ許可申請すれば、
だいたい7割~8割以上は、1ヶ月で申請が通ると聞きます。
ただし、
「姓名判断での画数の運勢や字源がよくないから」という理由だけでは、
申請が通らない場合が多いです。
なのでやっぱり、一発勝負として最初に、名前をよく調べたり考えたり、
あるいは周りの人に相談してから、赤ちゃんに命名したほうがいいと言えます。
姓名判断で鑑定したいなら、他の占いも推奨
姓名診断を完全に否定するわけではないですが、
質問系のサイトを歩き回ってみると、「当てにならない」と回答する人のほうがたくさんいます。
とくに、漢字を画数だけで判断するだけの方法は当てにならないと。
現時点で、もし、
・自分の人生に先行き不安な気持ちを抱いていたり、
・自分の人生はなぜ辛いことばかりだろうとか、
・自分はこれから相性の良い人と結ばれるのかとか、
・自分はどんな運命になるのかを知りたいとか、
そんな負の感情に包まれてるのなら。
占いを信じている人には、透視占いも受けてみてほしいかなと。
僕は霊的に不思議体験を経験しているので、どちらかというと透視占いのほうが手っ取り早いのかなと感じています。
他に、透視占いでわかることは、
人によって「自分の心の中にあるもの」や「家系による呪い」も原因もわかるという。
なので「漢字による呪い」だけで判断するのは、原因となる要素が他にもあるかも?しれないです。
ちなみに、透視占いの他に、姓名判断もセットで占うことができる占い師もいます。
きっと、自分の今の運勢をより解明されて、原因もクリアになるはず。(目に見えないものを信じるのであれば)
他にも、恋愛や職場や家庭の人間関係で悩んでる人には、解決の糸口にはなるはずだろうと。
※電話占いで、どのように鑑定されるのかを知りたい方はこちら↓

で、最後に、ここまで言っておいてなんですが…
「自分で何をするか」までの意志決定を他人任せにしないようにしてほしい。
占いなどに依存して、思考停止する人間にはならないように。
本当に大事なことは、人間関係の付き合い方や、自分の人生をどのように歩んでいきたいか。
自分自身に決定権があるから。
運命がどうこうのとか、名前がどうのこうのなんかより…
「思い描いてる未来」と「自分自身の力」のほうが、もっともっと影響が大きいから。
占いはあくまで、自分の未来に対する不安を取り除いてもらうことであり、
もらったアドバイスで、自分がどう判断して、どう動くのかによって、未来は変わってきます。
それだけは忘れないでください。
ではここらへんで終わります。
姓名判断について、何か疑問が解消されるものがあったらいいなと思います。