弱者の就活論

やばいブラック企業の特徴一覧と見分け方をわかりやすく解説

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ブラック企業といえば、雇用者を最大限にコキ使って、ボロボロになったら切り捨てする会社ですね。

「長時間当たり前ハードワーク」
「低賃金+残業代なし」
「休みが一週間に一回あるかないか」
「人に堂々と言えない後ろめたさのある仕事」

今の日本には多いのはもちろん、ブラックだって知ってたら誰だって好意的に入りたくない。

 

もしニートの人が、せっかく社会復帰のつもりで入ったつもりが、運悪くブラック会社だったら。

二度も挫折して、今度こそ社会に向かって立ち直れなくなるかもしれないです。

フルタイムのバイトにだってブラックバイトである可能性があるかもしれないので。

 

ここではブラック企業の特徴と見分け方のポイントについて解説をします。

この記事を読むことで、ある程度の心構えがつくはずです。

やばいブラック企業の特徴について

働きすぎ罵声浴び過ぎで、仕事が原因で精神的にも肉体的にも病気になってしまう。

追い詰められすぎて自殺をしてしまった、電通の社員も話題になったのを知ってる人は知ってるはず。

 

経営者の半分以上の人間は、実利主義のサイコパスも多くて、

いかに「低コスト高パフォーマンスで利益率を出せるか」、感情論抜きで会社経営しているほうが普通の感覚に近いですね。

そしてあなたも、ブラック企業の餌食にならないように。

 

長時間労働&サービス残業が当たり前

早朝から仕事開始、帰りはいつも毎日深夜の終電。

「急いで帰りに外食して、帰宅して風呂なし歯磨きなしですぐに就寝!」

 

だとしても、「毎日睡眠時間が3、4時間しかとれない。。。そんで休日が1週間に一回あるかないか」っていう人も結構いるんじゃないかと。

それを「社会人なら当たり前だよ」とか「仕事ってそんなもんだ」って言える人はなんかすごい。

 

サービス残業強いてる酷い職場なんかは、マネージャー自らが、みんなのタイムカードを8時間ちょうどに打刻してるって話もあります。

「お前らの働きが悪いから給料払えないんだぞ!」と威圧して有無を言わせないっていう。

 

マインドコントロールで管理されている

パワハラで思うがままに動かされるっていう。

社員に恐怖とプレッシャーを植え付けることで、管理できているってことですね。

 

とくに経営者は心理学をよく勉強してるので、恐怖を利用した心理テクを駆使しています。

怖いと思う人には反発や仕返しができないようにさせるなど

怒られたくないという恐怖で人をコントロールするのもそうだし、社長に対して恩があるからとか、期待されてるから辞めづらいと言う人もいます。

 

あと、社会人経験のない新卒も注意かなと。言われるがまま洗脳されたり、ネガティブ思考にされるかもしれないので。

「お前はどこの会社いってもダメ。俺だから大目に見てやってるんだ」
「お前は精神年齢が低い。これぐらいの苦労は耐えて当たり前。甘えんな」
「こんなのもできねぇの?どこの職場行っても同じだぞ。仕事なめんな」

 

このようなフレーズどこかで聞いたことないですか?

確かに当たってることもありますが、部下に対して自信を無くさせる言葉です。

社会に対して不信を抱かせたり、社会復帰を難しくさせてる原因の一つなんですよ。

 

ピリピリしたムードで罵声が飛び交う職場

長時間でキツイ上に、1日目からたくさんのことを教え込まれ、ちょっとしたことですら一回でも間違うと、

「何やってんだ!! さっきも教えただろ!? 話聞いてたのかオメエは?!!」

っていうね、体育会系以上に感じの悪い罵声が頻繁に聞こえる職場もあります。

 

みんな心に余裕がない。時には、ある社員が他の社員の誹謗中傷しているのも聞こえてくる。

「あんな奴から教わっても仕事できるわけじゃないからね? マジあいつ使えないから。」

というような、他人に対して敬意を払えない人もいて。

 

理不尽な上司は「少しは自分で考えてやれ!」と言っていたのが、「余計なことをするな!」と変わるワケワカメだったりすることも。

 

利益のためなら悪徳な商法も平気で行う

飲食店なら、お客様の食べ残した皿から他の料理に使い回したり。

健康食品なら、義務表示以外の物ならコストの安い怪しげな物質を混ぜていたり。

利益率が上がるのなら手段を問わないっていう経営者が、部下をもブラックにしてしまってます。

 

自分で善悪を考えれない部下の中には、罪悪感もなく痛みを感じないという人もそれなりにいるようで。

仕事にプライドを持ってないので、「稼げるなら何でもいい」とも言う。

 

売上目標に達しない社員に自腹を切らせる

例えば、社員1人あたりの「月間売上目標」を設定されている営業職では、目標数値を下回っている社員には、

「誰でもいいから今度の日曜休みにこの3000円商品を10個分すべて売ってこい!」

と、威圧的な態度で命令を下す上司。

 

売上目標に達しない部下を1時間くどくど説教するパワハラ上司もいますね。

いくらなんでも1人1人に売るのも難しいし、10個分(3万円)買ってくれる知り合いってなかなかいない。

 

それに毎月こんなんだったら、いくら友達でも毎回買ってくれるわけではない。

上司も無理強いなのはわかってるし、でも「自分で金出せ」とは口に出さない。

部下は仕方なく自腹を切るハメに。

求人情報からのブラック会社の見分け方

求人っていうのは、プラス表現のことばかり書かれているので実態がわからないです。

あくまでブラックの可能性があるよということ。

 

基本的に、求人情報を丸々鵜呑みにしないほうが身のため。

運悪くブラック会社に採用された後、求人内容とのギャップがあったら、精神的ショックと不満で押し潰されそうになるかもしれないから。

 

心構えを持った上で就職活動した方が、心にある程度の体制ができます。

 

従業員数が多い割りに大量募集をしている

ハローワークでの求人検索をかけて調べた時、求人票に従業員数も書かれていますね。

100人くらいいる会社に、もしも10人も20人も採用人数と多いようなら、それは怪しいと思っていいです。

ブラック企業は辞める人数も考慮された上で、洗脳しやすい人材を確保しようとしてる可能性があります。

 

※希望職種と違う仕事をさせられるのも、「まずはこの仕事をこなしてから」って言われることもあります。

 

毎月求人で募集かけてる会社

求人情報誌や就職サイトをこまめに見てるならわかります。

年がら年中募集かけてるので、週おきに見ても「あぁまたこの会社か」っていうぐらい自然に名前も覚えます。

毎回募集かけてるってことは、仕事がきついのか、職場の人間関係が劣悪なのか。

 

例えば、車の製造工場も良い例。

労働時間というよりは労働環境ですかね。関東の某車製造工場で仕事中に眠りかけてるところに蹴り一発食らったって話もあります。

体を酷使するので、辛くて突然バックレる人も多くて、年がら年中いつも人手不足なので毎回募集かけてます。

 

高月収をアピールしている求人

「月収30万以上可!」とか、数字を大きくして書かれている求人も要注意。

技術が求められるレベルが高い仕事、ITやメディアの業界とかが良い例。

プログラマーといった専門職では、長時間労働な上に肉体的にも精神的にかなりキツイと言われています。

 

営業職は自分の売上成績に応じて給料が大きく左右されます。

スキルや成績に応じて給料額が変動するのは、面接でも聞かされると思うので、お互いの食い違いはまず少ないんじゃないかと思います。

問題なのは、一番忙しい月の月収や優秀な社員のベスト成績を「月収〇万可!」と記載していること。

 

そして面接では、給料の話についてはウヤムヤにされることもあるので、給料日になって「こんな働いてるのにこれだけなの?」と気づくパターン。

 

ハードルの低さが感じられる求人

「学歴不問」「年齢不問」「未経験者歓迎」「独立も可能」

といった記述を見かけることが多いですよね。

人がいなくて困っている会社は、そこまでしないといけない理由が何かあるってこと。

 

まぁ、職歴や資格のないニートの人にもちょっと注意だけど、選べる仕事がない以上は仕方がないんです。。。

全部が全部ブラックではないですが、長時間労働だったり体がキツイ求人もよくあるのは否めないです。

けど、中にはブラックじゃない求人もあるので根気よく探していくことですね。

 

その他、要注意フレーズ集

書かれていた内容と全然違うってことは、結構あるあるまじろ。

「努力次第で月収30万可能!」
「あなたの夢が実現できる仕事」
「真心をお客様に届ける素敵なお仕事」

 

何だか、さわやかトイレにあるラベンダー消臭剤が香るような響きのよいフレーズ。

 

でも実際入ってみると、そこは無法地帯。

メチャクチャ長い時間働かせられる上に、一日に何回もボロクソ言うようにダメ出し。

 

しかも「商品偽装してもいいよ」ってなにさ?っていうね。

頑張れば頑張った分だけ→ 頑張って働いても給料上がらないんですけど?
成長ができる仕事→ いつまでパワハラに耐えれば成長できるの?
やる気、熱意、夢→ 夢を見させてくれるほど社員イキイキしてるんすかね
やりがいのある仕事→ やりがいは個人の価値観によって違います
社内イベント多数→ 飲み会多数、プライベートがない、自己出費かさむ
ほとんどの社員が20代→ 30代になる前に辞める人多し。離職率高い
幹部候補あり→ 新卒者が1ヶ月後に飲食店店長にさせられた事例あり
アットホームな職場→ 職場が家。社員と過ごす時間が大半(違う意味で)
海外社員旅行あり→ 人を釣るためのゴールドな売り文句
履歴書・面接不要→ 猫の手も借りたいくらい。でも教育制度が整ってない
ノルマはありません→ 月間目標達成できるなら。実際は残業せざる得ない
仕事も遊びも全力投球→ いつになったら遊ばせてくれるの・・・?

 

求人に書かれてる労働時間は当てにならない

基本的に、求人票にある「勤務時間8時~17時」や「月平均の残業時間」も当てにならない。

最近、残業上限「月100時間未満」のルールが実現されたようですが、まだまだ上限を無視している会社も多いでしょう。

 

雇用者側は、

「一日のノルマが達成できるならね」
「昔はそうだったけど最近は忙しいから」
「入ったばかりの奴は覚えることがたくさんある」

 

というように、企業側も頭をひねって、いくらでもノラリクラリとかわす手段を備えています。

言い争ってもこちらが消耗するだけ。

 

ここでちょっと疑いをかける思考法

例えば、求人票に「週休二日制」とだけ書かれた記述があったとします。

条件も補足など何も書かれていない。

ここで悪役の雇用者になるつもりで、「なんで週休2日制じゃないんですか?」と言われたとき、

自分ならどんな言い訳で逃れようか?」とアレコレ考えてみてください。

 

色んな角度から考えてみて、

「週休二日制というのは月に一回だけだ」
「週休二日制というのはうちの部署にはない」
「週休二日制というのはパートタイムだけだ」
「週休二日制という制度はつい先月で終わった」
「週休二日制という制度を導入予定だったが延期になった」

 

というようなアイデアは浮かびませんでしたか?

後から「言い忘れたみたいなこと」を言って、ウヤムヤにさせる経営者ってのもかなり多い。

また、「完全週休2日」というのもまだ完全保証できないだろうと。

「ノルマを達成できた人には完全に」という風にも捉えることができるので。

外部からブラック臭をかぎつける方法

雇用されないと100%わからないんですが、ブラックである可能性を嗅ぎ付ける方法はあります。

面接当日、内部環境を観察

職場見学もできるんだったら、なおさら判断しやすいです。

 

会社内部で次の当てはまることが多かったら注意。

・職場が不衛生で机の上が散乱している
・トイレなどが汚く清掃がいきとどいてない
・社員の顔に生気がなく、素っ気なく暗い
・社員に挨拶しても返事してくれない
・事務員の対応が適当で感じが悪い
・机の上で昼食を取ってる人がいる
・壁に「売り上げ目標〇件以上!」という表がある
・現場から怒号や叫び声が聞こえてくる

 

訪れた人がどんなふうに思われるのか、細かいところまで配慮されていないということは、部下に対しても配慮が出来ていないということ。

面接に訪れた時の事務員の言葉遣いがタメ口だったり、投げやりな対応だったらちょっと考えますね。

 

1回の面接で即採用の場合

正社員の面接ほど検討する時間を必要とするので、その場の採用って少ないもんです。

一般的に、採用担当をしている人事は、1人1人に人柄、将来性、継続性、スキルとか、色々な判断をしなければならない。

 

新卒試験にはよくあるのですが、筆記試験、二次面接、三次面接となるわけで。

前職の仕事のことについてや、将来の目標についてすら聞きもせず、その場で即決されるようなら注意。

とりあえず人数だけ集めればいいっていう、自社の都合が優先なブラック会社が多い。

 

※三次面接でも例外はあり。
複数の人数をふるいにかけて、素直で忍耐強そうな人を選考するブラック企業もあり。

 

ネット上にある噂を調べる

Googleの検索エンジンに「会社名」を打つだけで、サジェストワードとして他のキーワードも出てきます。

「〇〇会社 評判」、「〇〇会社 2ch」、「〇〇会社 ブラック」とか出てくるようであれば。

 

とくにブラックという言葉。

1ページ目に聞きの悪い情報ばかり目が付くようであれば、敬遠するのもいいでしょう。

 

有名どころなら、転職サイトや口コミサイトにも書かれていることもあり。

企業の評判などを調べたいとき、例えば、「みん就(みんなの就職活動日記)」というサイトなどで見てみると。

 

ただ、全国規模で名の通った会社でも、地域や部署によっても仕事のキツさって変わってくるので何とも言えない。

 

就職四季報からの情報

就職四季報(約2050円くらい)には、求人サイトでは得られないリアルな情報が得られる書籍。

広告会社が書くような甘いフレーズは書いていないし、第三者側から見た色々な企業なデータが載ってます。

 

ブラック企業を判別するヒントとして、注目すべき点は、

・倍率
・離職率
・勤続年数
・残業
・有休消化年平均
・ボーナス年額

 

もしも、この項目に[NA(非公開)」と書かれていたら、何か裏がある可能性があると思ってみてもいいでしょう。

「3年後離職率」が高いようなら慎重な判断を。

 

現場を視察に行ってみる

求人や企業ホームページを見れば住所が載ってるので、自分が気になっている企業があるなら、視察に行ってみるのもいいです。

 

建物ビルに所在地があるようなら、

・深夜まで明かりがついてるのか
・土日休みと書かれてる日でも明かりがあるか
・毎回職場から出てくる社員はどんな様子か

 

朝に出勤する人をチェックして、深夜に終わって出てくる人が同一人物だったら、かなりのサービス残業を強いられてるとわかるでしょう。

(張り込みするなら、不審者と思われないように気をつけてください。)

ブラック求人を回避できる就職支援サービスの利用

「やばい会社に入ってから気づくのではもう遅い!」ってなるハメには、なりたくないですよね。

だからもう一つの手段として、就職エージェント経由から求人を紹介してもらうこと。

 

実際は、「実務経験がない人でも長く働いていけるか?」を考慮しながら、健全な求人を扱っています。

なにせエージェント側も求職者にすぐ辞められると困るので。

企業からの信頼問題に関わってくるので、精力を上げてその人に合った求人を真剣に考えて、紹介してくれるのは間違いないですよ。

 

ということで以上。

ブラック企業の見分け方というのは、もっと細かいことありますけど、大体のことは話しました。

疲れたからこの辺で終わります。

あぁ~疲れた!